華乃 結以

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生に向き合う

先日の温泉での出来事です。ホテルには温泉があったので何回も入ってきました。ふと見るととてもか細い折れそうな女性が。体中の骨が肌から透けて見えていそうで病気なのかもしれません。あまり見てはいけないと思いながらも入るときが同じだったのでシャワー→お風呂→露天風呂→着替え→ドライヤーとタイミングが合ってしまいます。ぼんやりとしているとつい目に入ってしまいます。それで気付いたのですけど彼女はひとつひとつの動作がとても真剣なのです。リラックス出来ていないと言えばそれまでなんですが、真剣に向き合っている感じなのです。温泉のお湯の一滴一滴に向き合うみたいなぐらい。この今の瞬間を真剣に生きるという意欲を感じるぐらい。着替えにもドライヤー掛けるのにも真剣なのです。そんな人を初めて見ました。人がそこまで真剣になるのは生死に向き合っているからでしょうか。一昨年前に覚醒塾ワークでやった【明日死ぬかもしれない】という課題を思い出しました。あの頃はあの頃なりに取り組んでいたと思ったけれど浅はかだったことを思い知りました。彼女とはチェックアウトのときも、出会いました。暖かそうなセーターにお化粧もされていて笑顔が印象的でした。芦ノ湖の景色が癒してくれたのでしょうか。誰にとっても今日は死に向かう一番遠い日。